日 時2015年11月9日(月)
場 所京王プラザホテル札幌
参加者会員、非会員あわせて180名

札幌ユネスコ協会では2009年に「世界寺子屋プロジェクト」を立ち上げ、カンボジア寺子屋訪問をはじめ、寺子屋建設、井戸やソーラーパネルの設置支援を行ってきました。今回講演くださった岩田さんは、日航の客室乗務員だった時代にたまたま人身売買撲滅NGOの活動中にカンボジアの孤児たちの悲惨な生活を知り、2009年7月、私財を投げ打って単独カンボジア・バッタンバンに移住。現在も孤児院で子どもたちのマザーとして日々奮闘する岩田さんのお話は、私たちユネスコメンバーにとり、さらなる支援の継続に大いなるヒントをくださいました。

“カンボジアの子どもたちに笑顔を”
-支援者
岩田亮子さんの講演から- 清水 京子
1990 年国際識字年がスタートして 25 年、ユネスコはアジアの発展途
上国の子ども達に寺子屋を提供し活動を続けてきたが、そのあり方を模
索しているのも事実である。そんな時「カンボジアの子ども達の今と未
来」と題した岩田亮子さんの講演を聞く機会を得た。岩田さんは 26 年間
日本航空で仕事をされ国際社会を広く見聞、発展途上国に強い関心を持
たれ支援活動の始まりとなったとの事である。
特にカンボジアの子ども達の実情を視察した際極めて苛酷な生活環境
にも拘らず明るい笑顔と歌で歓迎してくれたことに感動。その子ども達
のためにと援助を決心されたという。
その後カンボジアに移住 6 年間児童養護施設で自立に向けた支援を始め井戸を掘り野菜を作り食事提供の仕事まで生みだした。また、識字率向上の寺子屋を作り年長が年少の学習をみて教師不足を補い将来の自立を目ざした運営がなされているとの事である。子ども達の明るい未来を心から願って止まない。
バザ ーは大人気
北海道ゴルフマガジン 様 より
募金の贈呈
カンボジアからのお客様も交え乾杯
北海道新聞にも大きく取り上げられました

岩田さん講演会に引き続き 開催。 今回は、ご来賓の方々を始め180名のご出席をいただきました。
バザー、アトラクション、お楽しみ抽選会と楽しく有意義なひと時を過ごすことができました。
初めに世界寺子屋運動への高校生による街頭募金、コーアクションパーティーからの世界遺産募金の紹介が行われました。
また、10月16日に行われた、北海道ゴルフマガジン主催の「プロアマチャリティーゴルフ大会」時に参加者、協賛企業から日本ユネスコ協会連盟の東日本大震災こども支援募金に寄せられた募金 225,790円の贈呈式が行われました。
アトラクションは当初スカイプでカンボジアの子ども達と交流する予定でしたが 、通信状態が悪く実現しませんでした。
しかし、以前撮影された現地の映像が流され、子どもたちの生き生きとした姿を見ることができました。
私自身岩田さんのような大きな活動はできませんが、自分なりの支援を今後も続けていきたいと思います。
また、今回ゴルフ大会 参加者の皆様より温かいご支援をいただきましたが、これからも更に支援の輪が広がり、人と人とのつながりを大切にした活動ができることを願っております。