会長挨拶
2025年度に向けて
横山 清 札幌ユネスコ協会会長
Kiyoshi Yokoyama
長い冬も終わり、少しずつ日脚も伸び、春の息吹を感じる季節になりました。白一色の風景から色鮮やかな花々に彩られる世界も間近です。
2024年度の札幌ユネスコ協会の活動も終了しました。3年にわたるコロナの猛威で中止・延期を余儀なくされた私達協会の活動も関係者の皆様のおかげで元に戻りつつあります。
昨年8月、関係団体との共催でユネスコ世界文化遺産講演会(世界遺産の意義—持続可能な世界にむけて)を開催しました。
直近で佐渡金山が日本では26番目となる世界遺産に登録される朗報も重なり、関心も高く多くの方にご出席いただきました。
恒例のユネスコチャリティーカレンダー市も今年で36回目を数え盛況でした。
多くのスタッフ・ボランティアの皆様には改めて感謝申しあげます。
今年から新たにYOSAKOIソーラン祭り組織委員会とマラソンの北海道ちばりプロジェクトチームの多数の若い力が加わり心強い限りです。
更に道内の我々の仲間である小樽ユネスコ協会、北広島ユネスコ協会に続いて今年からは千歳ユネスコ協会もこのカレンダー市の活動に賛同し、開催の輪が広がるのも楽しみです。
今年は札幌ユネスコ協会が1948年(昭和23年)に誕生して77年目を迎えます。
第二次世界大戦が終戦となって間もなく様々な困難の中、二度と戦争のない平和な世界を築こうと民間の協会設立に奔走された当時、人々の平和運動への願望はいかばかりか察して余りあるものがあります。
しかし、世界では4年目に入ったロシア・ウクライナ、そして中東パレスチナガザでのイスラエルとの戦争は中々終わりが見えず、多くの無辜の市民の犠牲を伝える悲惨な報道が連日続いています。
いちはやい終戦を願うばかりです。
戦争のない平和な世界を後世に手渡すというユネスコの崇高な理念は不変です。
2025年度もユネスコ活動を広く理解して貰うためにも、活動を足許から見直しながら皆様と共に次の80年・90年・100年に向けて進んでいきましょう。
2021.11.24
横山清 会長 「 北海道新聞文化賞 」 受賞!
当会の横山清会長が、第75回北海道新聞文化賞を受賞しました。
この賞は、北海道の発展、振興への功績を称える賞で、「社会部門」「学術部門」「経済部門」があります。横山会長は、道外と比べて高かった「北海道価格」の是正に貢献したことなどにより、「経済部門」での受賞となりました。
11月24日、宮口宏夫北海道新聞社社長から、賞状と賞金目録が贈られました。
60年にわたりスーパー経営の第一線に立ち続ける横山会長は「物価を含め、住みやすい郷土に向けて多少の貢献ができたと思う。本当にうれしい」と語りました。
当会活動にも熱心に取り組まれている横山会長の今回の受賞は、会員一同にとっても大変喜ばしいことです。
11月理事会時に花束を贈り、記念撮影をしました。
