オイスカとは:

オイスカ・インターナショナル(The Organization for Industrial, Spiritual and Cultural Advancement-International)は、「すべての人々がさまざまな違いを乗り越えて共存し、地球上のあらゆる生命の基盤を守り育てようとする世界」を目指して1961年に設立されました。
本部を日本に置き、41の国と地域で活動を展開する国際NGOです。
公益財団法人オイスカ(以下、オイスカ)は、1969年にオイスカ・インターナショナルの基本理念を具体的な活動によって推進する機関として生まれ、主にアジア・太平洋地域で農村開発や環境保全活動を展開しています。
特に、人材育成に力を入れ、各国の青年が地域のリーダーとなれるよう研修を行っています。オイスカの研修を修了した各国の青年は、それぞれの国で農村開発に取り組んでいます。
国内では、農林業体験やセミナー開催などを通しての啓発活動や、植林および森林整備による環境保全活動を展開しています。

日 時2024年10月5日
場 所野幌森林公園内のトトロップの森
参加者10名

体験から学ぶ緑の尊さ

前日の雨が嘘のような晴天に恵まれ、今回初めて植樹祭に参加させていただきました。
今回の植樹場所は野幌森林公園。面積約2千㏊の大部分を国有林が占め、昭和の森自然休養林や鳥獣保護区に指定されています。
参加メンバーはオイスカ道支部30名、札幌ユネスコ協会からは10名の40名でした。
開会式ではユネスコを代表して前青少年委員長の高向さんのお話をいただき、北大生の五十嵐さんに開会宣言をしていただきました。
急なご指名にもかかわらず立派な開会宣言でした。
植林作業は、事前に北海道森林ボランティア協会の方たちが準備いただいていたのですぐに作業にかかることができました。
有志参加いただいた堀江さん、北大生の五十嵐さん、市村さん、ユネスコメンバーの志賀さん、4人の若い男性がスピーディーに作業を進めてくれました。
川守田さん親子の連携も見事で素晴らしかったです。
高山親子も頑張りました(笑)。
中でも一番の活躍はボランティア参加の前田さんでした。泥だらけになりながら見事に手早く植樹する姿にみな感動しました。
午後からは森林教室もあり、緑を守ることの難しさを強く感じました。
一般家庭が1年間に放出する二酸化炭素を吸収するにはトドマツで換算すると50年前後の成熟した木が200本必要だそうです。
植林作業は当事者だけでなく次の世代に受け継いでいかなければ成り立たないのです。
植樹祭は、緑を守る意識づけには最適な行事です。
今後も特に若い世代の方々が参加しやすい働きかけが必要と強く感じた一日でした。

(青少年委員長 高向 善信)