日 時2014年6月7日(土)~8日(日)
場 所斜里町公民館・ゆめホール知床
大会テーマ持続可能な社会の構築をめざして~知床に集おう!ユネスコの英知

報告

松田会長の記念講話 に始まり、世界遺産の危機についての基調講演、 「 地球環境の保全を知床から考える」をテーマのパネルディスカッション、牛来昌元斜里町長による提言、地元の高校生の活動紹介など盛りだくさんの内容でした。
知床の国立公園指定50周年、世界遺産登録 10 年目という記念すべき年にふさわしい大変充実した大会となりました。
今大会には、貸し切りバスを仕立てて 33 名の札幌ユネスコ会員が参加しました。
また、バスには小樽、石狩、函館、前沢、横浜、沖縄などのユネスコ協会員も同乗。
往路は東藻琴の芝桜公園に立ち寄り、大会翌日には遊覧船で知床の雄大な自然を楽しみ、バスの旅は大変賑やかな交流の場となりました。

全国大会に参加して
名ばかり会員であった私は、妻に誘われ知床での第70回全国大会に初参加させていただきました。
松田昌士会長より、若き北大生の時からのユネスコ活動を拝聴し、先輩の情熱に感激しました。
憲章・会員綱領を読み、ユネスコが大戦の犠牲の上に築かれ、政治論理を超える西欧と日本の良心であることを知りました。
また、中国・韓国の会員が多数参加され、特に韓国の柳会長が、漢字文化圏の絆とユネスコ運動の重要性を強調されたことが印象的でした。
そして、世界自然遺産を契機に、未来を担う人を育て、自然・文化・暮らしの大いなる循環を護り、共存を図ろうとする午来前町長や高校生ら知床の皆様の活動と熱意に感激しました。
三日間のバス旅行に参加された会員の皆様のお陰で、楽しい旅行となりました。ありがとうございました。

太田 勝久

学ぶところの多い大会
知床で開催された全国大会に初めて参加させていただきました。
「持続可能な社会の構築をめざして」をテーマとして開催された今回、 ESD への取り組みや世界遺産知床についての多様な視点からの発表がたくさんで、学ぶところの多い大会でした。
印象に残ったのは全国各地から(のみならず中国・韓国からも)遠路はるばるやってこられた方が大勢集まっておられたことです。ほぼ札幌ユネスコしか知らない私でしたが、 なかなか 会う機会もない各地のユネスコの方々が盛んにお話を交わしてらしたことには少し驚きました。
1 年に1 度の全国大会は、もしかするとガソリンスタンドのようにその 1 年活動する元気を補給していく場なのかもしれないなと勝手ながら思いました。私もまた、ユネスコ活動の意義を改めて感じ、力をたっぷり頂いたと感じています。

三条匠