「ウガンダ共和国の子供たち」
~アフリカの開発途上国でどんな暮らしをしているのか~

日 時2023年9月2日(金)
主催国際交流研修委員会
講 師前駐ウガンダ大使 亀田和明
場 所かでる2.7
参加者26名

報告

在ウガンダ通算7年の前駐ウガンダ大使、亀田和明氏がウガンダの民族衣裳でご講演くださいました。
ウガンダ共和国は、人口は約4,720万人、面積は日本の本州ほどで、1人当たりのGDPは964米ドル(日本は約4万米ドル)。1年中春夏秋冬のない温暖な気候で、18歳未満が55%と若い人で溢れた活気のある国です。
難民を多く受け入れる事で国としての評価も高く、東アフリカの安定の要と言われています。
1997年から教育費は全て無償となっていますが、教科書、学用品、給食費の負担が大きい事、1クラスの児童数が多すぎる事(100名を越える事も)、親の無理解(特に女子児童に対して)、教師の欠勤や教育予算の不足、都市部と農村部の格差など様々な問題があります。
そのため、小3で読み書き、計算が出来るのが半数、小学校を卒業するのは60%に足りません。
女の子の夢は先生、男の子の夢は医者、警察官、エンジニアが多いようです。
アフリカの開発途上国の子どもたちというと、厳しい生活を思い浮かべがちですが、物よりも豊かな大人達との関わりの中で、キラキラと輝く目、楽しそうな子供たちの笑顔が、たくさんある、そんな国がウガンダ共和国のようです。
興味深いご講演後、質疑応答も活発に行われ、充実のひとときとなりました。

(理事 平井 朋子)